堂主、化粧品を語る
美容、特に化粧品については薬機法などの規制法があります。
効果効用の表現は気をつけないといけないことが多いです。
宣伝する側は当然注意が必要ですが、ユーザーも、
肌トラブルの原因とか有効成分について理解しているのが望ましいです。
有効成分を細かに書いていますが、
ここでは成分より効果や区分の方が重要です。
原因と成分が適切でないと、効果がないばかりか、
他のトラブルを誘発するかもしれません。
また、具体的な化粧手順も問われそうですので後半に書きました。

なので結構長い記事になってしまいました。

 

肌について基本の「き」

人の体の表面を覆っている肌!

肌は3層で出来ています。一番上が表皮、その下が真皮、さらに下に表皮と真皮を支える皮下組織です。表皮と真皮を合わせた厚さは2ミリ程度しかなく、そのうち表皮は10分のⅠの0.2ミリ程です。一番表面は角層はと言いますが、厚さはたったの0.02ミリしかありません。

肌表面には丘のようになっている部分と毛穴がありますが、肌のきめは整っているかどうかの状態で決まります。

角層の細胞の間は細胞間脂質があり、ほとんどはセラミドです。角層の細胞を支えたり、外部からの刺激を食い止めたり、内部の水分の発散を食い止める保湿の効果など重要な機能があります。

表皮の一番底には基底細胞の表皮幹細胞があります。ここから新しい細胞が増殖・分裂して上の有棘層や顆粒層、角層の細胞を上に押し上げていきます。一番上になると角化して垢になったり剥がれ落ちたりするのですが、この期間が大体28日と言われます。これがターンオーバーです。また基底細胞の中には紫外線から肌を守るメラニンを作り出すメラノサイトがあります。

真皮には、線維芽細胞、エラスチン、コラーゲン、ヒアルロン酸、真皮幹細胞などがあり、このうち線維芽細胞がエラスチンやコラーゲン、ヒアルロン酸をつくりだすんです。コラーゲンなどは加齢によって減っていきますので、ハリがなくなったりするとコラーゲンの補充とかエラスチンの補強あるいヒアルロン酸の補充などが焦点になったりします。

皮下組織はほとんどが脂肪です。脂肪自体はエネルギーの貯蔵や細胞や器官を支える機能や保温の働きもします。脂肪が集まり過ぎると肥満になってしまい、肌に悪影響を与えることがあります。

肌の働き

もう一度大事なポイントをあげます。

◇肌は体の内側と外側を分けます。そして外部からの紫外線、ほこりなどの刺激を体の内部へ浸透するのを防ぐバリア機能があります。

◇浸透とは逆に、皮脂や汗を分泌して老廃物を排出する機能があります。

◇バリア機能は外部のものを一切遮断するのではなく、外界から薬剤などを吸収はできます。その際、薬剤などの分子の大きさによっては通せないものもあります。なので、化粧品の中には分子量が比較的小さい成分を配合するなど、浸透効果アップを狙うことも多いです。

◇ターンオーバーを実行している細胞を角化細胞と言い、肌のキメや水分量に重要な関係があります。

◇メラニンは紫外線から肌を守る重要な機能がありますが、美白の観点からも重要です。メラノサイトでつくられるメラニンの産生を抑制したりして美白効果を狙えるからです。

◇真皮にあるコラーゲンやエラスチン、ステアリン酸は肌のハリやシワに関係が深いです。ステアリン酸を支えているコラーゲン、そしてコラーゲンを束ねているエラスチンというように三者間で相互に関係してます。

◇毛穴の中には皮脂腺があり天然の保護膜である皮脂膜をつくる脂腺細胞があります。

他に肌には、体温調整機能や感覚機能、免疫機能もあります。

肌トラブルいろいろ

人の全身を覆っている肌です。トラブルの種類も多いです。洗顔なども含めて化粧をするのは肌トラブルを避けるためというのが多いです。効果的にするには、トラブルの原因などをまず理解しておくことが重要です。

肌トラブルには、シミ、シワ、乾燥肌、敏感肌・かゆみ、テカリ、ニキビ、角栓、くすみ、クマあるいは唇の荒れなどなどです。順に見ていきます。

シミ・美白

顔にシミができたら大変です。

シミの最大の要因は紫外線。紫外線は人体にいい影響もあるのですが、あびすぎると肌に悪影響を及ぼします。あびすぎで肌が茶褐色に変わって色素斑になったりします。これを老人性色素斑と呼んだりしますが、20代から出る人もいますから注意です。

紫外線をあびると活性酸素ができ、表皮にあるメラニンによって肌が黒くなります。通常はターンオーバーによって1カ月もしないうちに消えるのですが、1カ所に集中していたりすると消えないでシミになったりします。

他に、ホルモンバランスの乱れなどによって起こる肝斑、ニキビやすり傷などの跡が茶色くシミになったします。また遺伝的要因で起きるそばかすもあります。そばかすは紫外線により数が増えたりすることがあるんです。

種類はいろいろですが、手当は、美白化粧品やピーリングで行うことが多いです。ただ、シミの種類によっては美白化粧品が効かないこともありますから、シミの種類や原因を見極めることが大事です。言うまでもなく、日頃から十分なケアをしていることが一番です。何よりも重要なのはUV(紫外線)ケアということです。

 

シワ・たるみ

見た目年齢を左右するのは肌のハリです。女性はハリに対する意識は高いですから、日頃から注意していると思います。

ハリは真皮にあるコラーゲンやエラスチン、さらにはヒアルロン酸といった弾力成分によって左右されます。紫外線とか加齢で肌にダメージを受け、ハリを失ったり、乾燥したりしてシワとなることが多くあります。紫外線によるダメージで、主に上記3成分のどれか、あるいは全部が不足したためである場合がほとんどです。

もっと言えば、コラーゲンなどをつくるのは繊維芽細胞です。これが細胞分裂してコラーゲンやエラスチンなどになっていくのですが、紫外線や活性酸素によって細胞自体が変性したりしてうまく細胞分裂が進まなくなったりします。また、皮下脂肪の増加などにより悪影響を受けることも認められています。

ジワ自体にも種類があります。目尻とか口の周りなどにできる表情ジワ、たるみが原因の目の下やほうなどにできるたるみジワ、乾燥肌が原因の乾燥ジワなどです。それぞれの原因は、紫外線、加齢、肌乾燥、表情筋の衰えなどです。

シワを改善する薬用系商品が、Polaや資生堂、コーセーなどから販売されています。シワができてからの改善もうたっていますが、シワ対策では徹底した予防をすることが大事です。

ここでも紫外線は悪者です。なので、UVケアは若いうちから継続してすることが大事です。また、お部屋の湿度調整をしたり、表情筋が衰えないようにフェイスマッサージをすること。最近では、高額の電気バリブラシが効果が高いと評判ですが、こうしたものの利用もいいかもしれません。余談ですが。

乾燥

乾燥肌というのは、カサカサしたり潤いのない肌のことで、肌の水分や皮脂が不足することで起こります。不足する原因はいろいろですが、例えば、加齢によるものとか、ムリなダイエット、洗顔などで洗いすぎ、部屋が湿気が足りず乾燥しているためとか、あるいはアトピーなどの体質によるものなどです。

わずか0.02ミリの角層の細胞にはNMF(天然保湿因子)があり、細胞間にはセラミドと呼ばれる細胞間脂質がぎっしり詰まっています。また、脂質自体も肌表面で膜をつくって水分の蒸発を防いでいるのです。つまり、NMF、セラミドそして脂質膜が保湿を行っており、これをモイスチャーバランスと呼んだりします。このバランスは加齢などで崩れていき、これが原因で肌が乾燥してしまいます。

乾燥により、肌弾力が失われますし、シワができやすくなります。されに進行すれば敏感肌という負のスパイラルです。

乾燥を防ぐには肌の水分をキープすることですが、これを化粧水や乳液、あるいはクリームでも可能です。また洗顔やボディソープでは洗いすぎないよう注意することです。洗いすぎはモイスチャーバランスを崩すことになりますから。

敏感肌

敏感肌だと、肌のもつバリア機能が低下して過敏になっています。原因は生まれつきであったり、前述の乾燥肌であったりします。バリア機能が弱いので外部からの刺激を防ぎきれず、異物の侵入を許してしまい炎症を引き起こしたりします。慢性的なことも多いですし、わずかな刺激でかぶれたりします。部位も顔ばかりでなく、頭皮、腕、背中、脚などでも起こりますから厄介です。

生体的には、バリア機能が弱くなり過敏になった肌のすぐ真下まで神経細胞が伸びてくるため、ますます過敏になってしまうのです。これが進行すればアトピー症状が起こったりしますので、もはや病気に分類されてしまいます。

敏感肌を体質と考え、化粧品自体にあまり注意しない人が多いようです。でも、実際は、化粧品の選択や使い方で肌質の改善が進むことがあります。例えば、敏感肌では強いクレンジング力は負担になりますから避け、配合成分がシンプルな方が無難です。ベビーソープなどは赤ちゃん肌にいいですから、敏感肌の人は使ってみるのもいいかもしれません。

またモイスチャーバランスの主要成分のセラミドを積極的に補うことも有効です。セラミドには、ヒトの肌に存在する「ヒト型セラミド」の他、類似セラミドや糖セラミドなどがあり、外部補給成分として使われています。なので、敏感肌ケアの化粧品の購入時には成分にセラミド成分が配合されているかをチェックするのがいいでしょう。

脂性肌・テカリ

おでこや鼻などがテカッてかっている人見ますよね。これは毛穴にある皮脂腺から皮脂が過剰に出ているためです。原因には、ストレスとか偏食、間違ったスキンケアとか紫外線のあびすぎとかいろいろあります。皮脂が増えすぎるとアクネ菌などの表皮に常在する菌が増えてニキビができやすくなったりします。

皮脂は脂肪細胞がはじけたものですが、テカリとか脂性とかにならない程度だと保湿に役立ちます。なので洗顔を何度もしたりして皮脂をとり過ぎないことです。また皮脂の出方も、時間帯や顔の琵位によって違います。皮脂の出やすい朝夕やおでこや鼻のTゾーンなどの部位のケアにするのがいいです。

要は過剰な洗顔はしないようにしましょうということです。強迫観念にとらわれたりして過剰に洗顔してしまっては逆効果になってしまいます。

毛穴・角栓

毛穴は顔だけでも約20万個あります。毛穴から分泌される皮脂は基本的には肌を外部から守るバリア機能があります。また汗もここからでます。ここで起こるトラブルには、「つまり毛穴」と「たるみ毛穴」の2つのタイプに分けられます。

つまり毛穴は、過剰に皮脂が分泌されたときに古い角質とともに毛穴に残って詰まった状態です。これは皮脂が多く分泌されるTゾーンで起こりやすく、年代的にも10~20代に多く起こります。

一方、たるみ毛穴は、加齢で肌のハリが低下して、皮脂が過剰分泌したことによる炎症が起き、表皮が厚くなって毛穴が開いたまま閉じなくなる状態です。これは、表皮ばかりでなく真皮の構造や成分も変える悪影響がありますから注意です。

このトラブルの大きな要因は皮脂です。なので洗顔が重要になります。オイルやクリームでダブル洗顔というののもありますが、洗いすぎにならないよう注意です。洗いすぎにならないよう週1回とか月Ⅰ回程度で、スペシャルケアとして入念にするものいいでしょう。

ニキビ

ニキビには思春期ニキビと大人ニキビと、ニキビがずっと続く慢性ニキビがあります。

思春期ニキビは中・高生などの思春期にできるもので、ホルモンバランスの影響だったりしますが、この時期というのはスキンケアなどしたことない人も多く、スキンケアしたら緩和したということも多くあります。

大人ニキビは、肌の水分などのバランスが乱れ、バリア機能も低下して起こります。また洗顔料などを変えたときにも起こりやすくなります。洗顔料変更で洗顔不足になってしまうことが多く、これが原因と考えられますが、かといって洗顔のしすぎも問題があります。皮脂の酸化は炎症の原因ととなり、ニキビが治りにくくなります。また殺菌剤配合の薬用化粧品は肌にダメージを与えたりしますので気をつけましょう。

慢性ニキビの場合、間違ったケアを長年続けたことが原因だったりします。この場合、角層などに異常をきたしていることが多いので、スキンケアをしても一向に改善しないことが多いです。なので、専門のクリニックとかに行くことがおススメです。

ニキビケアは、ニキビのタイプを間違えてケアすると効果がないばかりか悪い結果にもなりかねません。またニキビ跡も気になることが多いので、抗炎症成分配合の化粧品で根気よくケアすることがおススメです。

 

その他の肌トラブルには、くすみやクマ、あるいは唇の荒れや手荒れなどがありますが、ここでは割愛させてもらいます。

主要成分

化粧品の構成を大まかにいうと、ベース成分と美容成分そしてその他成分の3つからなります。

ベース成分とは、水性成分と油性成分と界面活性剤の3つです。それぞれの割合を変えるとカテゴリーが変わります。成分の多い少ないだけで、大雑把にカテゴリー分けしますと、

■水分多い化粧水や乳液、クリーム
■油分多めのクレンジングオイル、油性ジェルクレンジング、油性成分多めのクリームや日焼け止め
■界面活性剤多い洗顔料や石鹸

となります。もっとも多い割合を占めるベース成分で化粧品の使用感などが大きく変わります。つまり配合次第で利用者のニーズに応えるかどうかが決まります。そしてその組合せ方は非常に多くあるということです。

水性成分

成分表示で一番最初に書かれているのが水です。水と言っても分類するといろいろあります。

普通の水を純度を高くした精製水、ミネラルを含んだミネラル含有水、植物の花や葉などの芳香をもつ芳香蒸留水、アロエやヘチマなどの果汁、酵母培養液とか発酵液などです。好みやイメージの差はありますが、それぞれの水に大きな違いはありません。

実際に成分表示でよく出る水性成分には、水の他、グリセリンやブチレングリコール(BG)、ジプロピレングリコール(DPG)、エタノールなどがあります。これら成分は肌に潤いを与える保湿機能が高くいものです。また、清涼感や温感を与え、しっとり感とかさっぱり感とかの使用感が微妙に違うので、化粧品配合の際は目的に合った配合がなされています。

油性成分

油性成分の主な役割には、水分の蒸発を抑え、肌を柔軟にする機能のほか、肌への感触を良くしたりする働きがあります。

油性成分は非常に多くの種類がありますが、大きく分類すると炭化水素油、エステル油、ワックス、油脂、シリコーンオイルなどがあります。

炭化水素油にはミネラルオイルやワセリンなど石油精製品が多くありますが、スクワランのようにサメの肝油やオリーブ由来のものもあります。安定性が高いことや保水機能に優れていることなどから様々な化粧品に使われています。

エステル油はトリエチルヘキサノインとかパルミチン酸エチルヘキシルなどがあり、これも安定性が高く肌の保護剤としての用途に優れています。種類も多くあります。ワックスはミツロウなどで、このエステル油を主成分にした天然成分です。

油脂はオリーブ果実油などの動植物から得られるオイルで、人の肌の皮脂にも共通して相性の良いものです。保湿機能に加え柔軟作用もあるのでよく美容オイルの主成分になります。ただ分解しやすかったり酸化しやすいものも多くあり、使いすぎると肌あれなどの原因になることもあります。

シリコーンオイルは「ケイ素」を原料として合成油で、ジメチコンとかシクロペンタシロキサンなどがあり、安定性に優れていて刺激がないことから化粧品の汎用成分となっています。

界面活性剤

石鹸の代表成分である界面活性剤ですが、水と油を混ぜ合わせたりするほか、濡れやすくしみ込みやすくし、泡を立てたり消したりする性質もあります。

イオンの性質により、陽イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性イオン界面活性剤の4つのタイプに分類されます。その種類や性質は様々なのです。

共通する性質としては、脱脂力があって洗浄機能があることです。しかし肌刺激性はさまざま。一部は肌に悪い刺激を与える界面活性剤もありますが、安全な成分も多くあります。ちなみに悪い成分としてよく取りざたされるものには、陽イオン界面活性剤の塩化ベンザルコニウムや陰イオン界面活性剤のラウリル硫酸ナトリウムなどがあります。

ある界面活性剤には欠点があっても、他の界面活性剤でその欠点を補うこともできます。いわゆる配合の妙です。なので、一つの界面活性剤の欠点だけあげつらって問題視するものいかがなものでしょうか?もし本当にも問題があるなら国の規制もあるでしょうし。

 

美容成分で肌トラブル解決へ

シミの有効成分

シミは紫外線から肌を守るためにメラニンを多く作り過ぎたことが主原因です。メラニン生成の各段階によって有効成分が違ってきます。

 

効果効能など 有効成分例
表皮の角化細胞がだすメラニン生成命令を止める トラネキサム酸、トラネキサム酸節る塩酸塩、カモミラET
メラニンの過剰酸産生を抑制する ビタミンC誘導体(アスコルビン酸2ーグルコシドなど)、コウジ酸、アルブチン、リノール酸Sなど
メラニンの角化細胞への受け渡しを止める ニコチン酸アミド
ターンオーバーの促進やメラニンの分解する アデノシンーリン酸二ナトリウムOT、デクスパルテノールW
その他 プラセンタエキス、羊膜エキス、卵殻膜エキス

(出所)美肌成分事典より

以上のような有効成分を配合したものが美白化粧品。美白化粧品の効果はさまざまなようで、使用者のアンケート調査では、半分以上の人が効果が実感できなかったという結果がありました。効果ありとした人も効果を感じるまでの期間はマチマチです。ただ、逆にシミが濃くなったという人もいます。これには勘違いも含まれています。シミに効く際には、まず周りの皮膚が先に白くなりますから、シミが濃くなったと勘違いしたものと思われます。使い続ければ効果は期待できたと思われます。

美白化粧品の上手な使い方としては、1年中使い続ける、紫外線が多そうなときは日焼け止めを使い夜には入念なケアをする、美白成分の働く仕組みを理解して、別ブランドのものを複数組み合わせて使う、などがあります。

シワの有効成分

シワたるみは加齢による自然老化と紫外線などの外部刺激要因、表情要因など複合的な原因で出てきます。できてしまったシワの改善をうたう化粧品もありますが、予防的なケアも非常に重要です。

 

硬化効能など 有効成分例
シワを改善するー薬用化粧品の有効成分 レチノール(資生堂が効能取得)、ニールワン(POLA)、ナイアシンアミド(コーセー)
乾燥対策 パルミチン酸レチノール(ビタミンA誘導体)、ヒアルロン酸ジメチルシラノールなど
真皮へアプローチ パルミチン酸アスコルビリン酸トリナトリウム(ビタミンC誘導体)など
抗酸化 ラジカルスポンジ、アスタキサンチンなど
表情筋対策 アセチルヘキサペプチドー8など
表面いヴェールをつくってシワを伸ばす (メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマー
シワを目立たなくさせる ナイロンー6など

(出所)美肌成分事典より

シワを改善するという効能は2016年にPOLAが初めて医薬部外品で取得したもの。それ以前まではシワへの効果訴求は難しいとされてされていましたので、化粧品業界の発展に期待されました。とはいうもののシワの改善は一朝一夕では得られません。

なのでシワ対策は、まず予防が大事です。肌の保湿に気を使いハリを保ち、乾燥を防ぎ、紫外線対策をしっかりすることです。

乾燥肌・敏感肌の有効成分

乾燥肌になると皮脂やセラミドが減って水分が失われやすくなります。そしてバリア機能の低下により外部刺激が皮膚を通りやすくなるのです。これが慢性化すると敏感肌になってしまいます。

保湿で重要な役割を果たしているのが角層にある細胞間脂質のセラミドです。セラミドが水分の乾燥を防ぎ、肌のバリア機能を担っています。加齢などでセラミドは減少しますので、外から補う必要があります。

セラミドは動物性のものや植物性、あるいは合成のものがありますが、中でもあススメなのが人間のものと似たヒト型セラミドです。一般的に、非常に効果ですが、微量でも肌のバリア機能を助けます。ヒト型には及ばないものの他のセラミドも肌バリア機能の補助をしますので、化粧品を選ぶ際には配合を確認するのが重要です。

 

有効成分例
スキンケア セラミド類、ヒアルロン酸ナトリウム、水溶性コラーゲン、レチノール、ライスパワーNo.11、アミノ酸類、乳酸、グリセリン、ワセリン、BG、3-ラウリルグリセリンアスコルビン酸など
洗顔料、ボディソープ

ラウレスー4カルボン酸ナトリウム、ココイルグルタミン酸ナトリウムなど

(出所)美肌成分事典より

乾燥肌で注意することは、保湿力の高いスキンケアをすることよりも洗顔料やボディーソープの見直しをまずして見ることです。多くの場合、洗いすぎていますから、高保湿のスキンケアをしても効果が見られないのでしょう。なのでは洗顔料とか洗い方を見直しましょう。

脂性肌・テカリの有効成分

脂性肌やテカリは、皮脂が過剰に出過ぎている状態です。つまり、乾燥肌とは反対の状況です。なので、洗顔は過剰にならないようにしないといけません。またケア製品や洗顔料の選択も大事です。

◇スキンケア関係

効果効能など 有効成分例
皮脂分泌の抑制 ライスパワーNo.6、フィンチ酸、ピリドキシンHClなど
皮脂の吸着 酸化亜鉛、シリカ
抗酸化 フラーレン、トコフェリルリン酸ナトリウム、アスタキサンチン

(出所)美肌成分事典より

◇洗顔料関係

有効成分には、オレイン酸ナトリウム、同カリウム、ラウレスー4カルボン酸ナトリウム、ココイルグルタミン酸ナトリウムなどなど界面活性剤が中心です。他に、カオリンやペンとナイトも皮脂の洗浄に効果的という報告があります。

洗顔は過剰になることを避けなければいけません。過剰な洗浄は、かえって皮脂の分泌を増しているような気がするという人が多いというアンケート結果もあるそうです。適切な洗顔、適切なスキンケアということで。

 

毛穴・角栓の有効成分

皮脂が詰まったり参加したりで毛穴がつまり、角栓に成長することが多いです。このためには洗顔を十分にし、そして保湿ケアをすることです。

◇スキンケア関係

硬化効能など 有効成分例
皮脂分泌の抑制 ライスパワーNo.6、フィチン酸、ピリドキシンHClなど
ピーリング αーヒドロキシ酸
抗炎症(角栓は軽い炎症) グリチルリチン酸2カリウム、グリチルリチン酸ステアリル、アラントイン
抗酸化 フラーレン、トコフェリルリン酸ナトリウム、アスタキサンチン
たるみ毛穴対策の真皮アプローチ ビタミンC誘導体(パルミチン酸アスコルビルリン酸3ナトリウム、3-O-』セチルアスコルビン酸)、パルミトリル3ペプチドー5
シワや毛穴を目立たなくする ナイロンー6、(1-4-ブタンジオール/コハク酸/アジピン酸/HDI)コポリマーなど

(出所)美肌成分事典より

◇洗顔料関係

マカデミア種子油、アボガド油、コメヌカ油、オリーブ果実油など肌の柔軟効果が大きいものを選ぶのがいいです。

ニキビ・大人ニキビの有効成分

ニキビには洗顔です。そして油分をしっかり落としましょう。アクネ菌は油分が好物です。油脂やグリセリンなどには注意が必要です。洗顔は朝夕2回する方がいいでしょう。また殺菌剤配合の薬用化粧品を使う場合には、週に1回程度は入念なケアをするのがいいでしょう。長期的に継続して使うのはかえって逆効果になったりもします。

大人ニキビは思春期ニキビとは違います。油分水分のバランスが崩れていたり肌のバリア機能が低下したりしていますので、保湿ケアが大事です。肌に優しい洗顔料とか、油分の酸化による炎症を防ぐため抗酸化成分が入っているものがおススメです。

 

効果効能など 有効成分例
皮脂分泌の抑制 ライスパワーNo.6、ピリドキシンHCl、10ーヒドロキシデカン酸
抗炎症 グリチルリチン酸2カリウム、グリチルリチン酸ステアリル、アラントインなど
殺菌 イソプロピレンメチルフェノール、シメンー5-オール、イオウ、レゾルシンなど
抗酸化 フラーレン、トコフェリルリン酸ナトリウム、アスタキサンチン

(出所)美肌成分事典より

思春期ニキビか大人ニキビなのか間違えないようにしましょう。
またニキビ跡が残ることもありますので注意が必要です。

 

くすみやクマ、唇の荒れ、手の荒れについては割愛させてもらいます。

 

その他の成分

その他の成分というのは、防腐剤とか酸化防止剤、香料や着色剤、そして紫外線防止剤などがあり、化粧品に配合されています。

防腐剤

化粧品が腐るのを防ぐ成分です。化粧品の中で、時間がたつにつれ細菌やカビは増殖しますから。化粧品は規制により、未開封なら3年以内は品質劣化はないといえますが、開封後は酸化が始まったり雑菌が入ったりして急速に劣化しますので,、長期的かつ安全委使うためには防腐剤なども必要になるということです。

防腐剤としてよく使われるものは、パラベン及びその誘導体です。他にフェノキシエタノールや安息香酸、サリチル酸などなどいろいろあります。ちなみに、パラベンは、パラオキシ安息香酸エステルと言いますが、広く医薬品や食品にも使われています。広い範囲の抗菌作用と人体への毒性が比較的低いからです。

また保湿剤でながら防腐効果がある成分もあります。エチルヘキシルグリセリンとかベンチレングリセリンなどです。

最近の化粧品には防腐剤フリーとしているものも増えていますが、保湿剤として配合されているケースもあるということです。また、防腐剤には配合量に制限があるものもあります。例えば、安息香酸は化粧品100g中1gを超えて配合することが禁止されています。これは配合が多いと刺激が出やすくなるリスクがありますので量の制限をしているのです。さらに粘膜に使用されるかどうかによって、厳しく配合量が制限されているものもあります。粘膜というのは唇とかアイメイクなどの場合です。

配合量制限がある場合でも、実際に使われているのは上限の5分の1とかの少量が普通です。なので、過敏症など過度に刺激を受けやすい人でない限りは神経質になる必要はないと思います。人によって合うあわないがありますから。

香料

化粧品に使われている香料は非常に多いです。3,000種類以上とか。例えば、アルコール類やアルデヒド類、エステル天然植物由来オイルや合成物などです。これを大きなくくりにすると天然香料と合成香料になります。

天然香料には、ラベンダー油とかローズ油などがあります。その効能は、リラックス効果とか殺菌殺虫、消毒、抗炎症などです。天然であるからといっても100%良いものとは言えません。刺激になって合わない人もいますから。

植物から得られる成分は、油脂、製油、植物エキスに大別されます。このうち製油とは芳香成分のみを100%抽出したものであるのに対して、植物エキスはさまざまな成分が抽出さえています。一般に、油脂名の例で見ますと、オリーブ果実油、ツバキ種子油、アボガド油など、果実、種子、胚芽などからえたものですが、製油はオレンジ果皮油、ローズマリー油、ラベンダー油など皮、花、葉、樹脂から得られたものです。

合成香料は、天然香料から特定の成分だけを取り出したものや、化学的に合成したもの、石油などから合成したものに分けられます。最初のものは天然香料とも言っていいものですね。

化粧品に香りは重要です。なので自分の肌に合うあわないを見極めて選んでほしいです。

着色剤

化粧品の見た目を良くするための成分です。

着色剤には天然由来の色素もありますが、酸化鉄や酸化チタンから無機顔料や石油や石炭のタールから作るタール色素があります。

また色素は顔料と染料にに分けられますが、このうち染料の中にはアレルギーを引き起こすリスクがあるものもあります。これは千慮の粒子は小さく肌の毛穴の中にも入ったりして、皮脂と反応したりしてアレルギーの原因になったりするのです。

紫外線防止剤

肌トラブルには大きな原因となっている紫外線です。米国の研究結果では、肌老化の原因は紫外線が80%で加齢が20%という報告をしているくらいです。

また紫外線には3つの種類があります。A波のUVA、B波のUVB、そして地上には届かないUVCです。UVAは波長が比較的長く、スマホなどが発光するブルーライトも一部含まれるものです。全紫外線の95%を占め、肌の真皮までとどきます。なのでコラーゲンやエラスチンなどに悪影響をあたえ、シワやシミの原因になります。また肌老化の原因になる紫外線はことらの方です。

紫外線防止剤には紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2種類があります。

紫外線吸収剤は文字通り紫外線を吸収する成分です。吸収して熱などのエネルギーに変換していしまいます。

一方、UVBは波長が短いので表皮までしか届きません。これが日焼けやシミの原因になっています。

UVAの紫外線吸収剤としては、アボベンぞンやオキシベンゾンなどがあります。UVBの紫外線吸収剤には、メトキシケイヒ酸エチルヘキシルやオキトクリレンなどがあります。使用時の肌負担はないのですが、合成物ですし、紫外線を吸収してエネルギー変換するため肌に合わない人もいます。

紫外線散乱剤は白い粉末状などで、紫外線を跳ね返します。吸収剤と比べると紫外線の防御力は弱いです。散乱剤には酸化チタンや酸化亜鉛があります。なので、強い紫外線を防御しよう多く塗ると歌舞伎役者のように厚塗りになることもあります。

なので紫外線防止剤は人によって使い分けたり重ねたりするのよいと思います。また日傘などの併用も必要ですね。

紫外線の防御力の強さ示すものに、PAとSPFという数値基準があります。

PAとはProtection Grade of UVAのことで、肌が黒くなる反応の防止効果をPA+、PA++、PA+++、PA++++の4段階でで示し、PA++++が効果が一番高いものです。

もう一つのSPFはSun Protection Factorのことで、UVBの防止効果を表す数値基準です。2~50以上という数値ですが数値が高いほど防止効果が高くなります。

SPFの数値が高いほどPAも高くなる傾向があります。通常の場合ならばSPF30程度でいいと思いますが、強い紫外線を浴びそうな場合には50以上のものを使うのがいいです。

 

 

他にも、増粘剤とか酸化防止剤、pH調整剤などもありますが、
ここでは割愛します。

 

化粧品、薬用化粧品、医薬品の使い分け

化粧品も薬機法の影響を受けます。肌関連だと化粧品の他、薬用化粧品(医薬部外品)と医薬品の3つです。簡単に言ってしまいますと、化粧品は美容と衛生を目的にしていますが、薬用化粧品は予防と改善を目的にしています。このため薬用化粧品は、厚生労働省により認められた有効成分が配合されています。そして医薬品は治療や予防のための薬です。その効果効能は厚生労働省により承認が必要です。

なので、それぞれ効果の表現には規制があります。

■化粧品の場合、効果効用については限定的です

■薬用化粧品の場合、予防効果については表記してもOKです

■医薬品の場合、治療効果をうたえます

下の画像は美容成分事典に出ていた効果効能についての表現例をまとめたものです。最近は薬機法の規制が厳しくなっていますので表現には注意が必要です。

 

また、医薬品は治療効果が承認されていますが、副作用もあるものが多くあります。そのため用法用量は決められています。なので用法などを逸脱して系商品であるかのように使うのは問題となります。

 

「必要なのはコスメではなくテクニック」という考え方

これまでは皮膚科学や化粧化学的にやや詳しめの話となりました。でもこれだけじゃあ、具体的にどうメイクするのかと言われそうですね。なので、メイクの仕方を付け加えて、理解を深めてもらうことにします。

ここでは永井かおりさんの著書「必要なのはコスメではなくテクニック」を参考に話を進めたいと思います。

メイクは「悪いところをカバーする」のではなく、「良いところを目立たせる」、と一気にまわりとの差がつくといいます。化粧に限らず何につけ良いところを伸ばすんだという考え方はありますよね。自分のチャームポイントというは、メイクをしていると手間がかからず簡単に仕上がるところだそうです。これってあなた自身も意識的あるいは無意識的に認めているところですよ。つまりそこがあなたの美しいところだということです。

でも気をつけないといけないことがあります。メイクは、自己流がほとんどです。教えてもらうというのは、たまにコスメカウンターで教えてもらう程度ですよね。なので、正しくないメイクをしている可能性は高いのです。つまり癖のあるメイクをしているということ。癖を治すのは大変ですから気長な気持ちで直していきましょう。

これから正しいメイク方法についてお話しします。

メイクは毎日する習慣です。メイクは日々の積み重ねです。これが重要なことなんです。そして上達したテクニックは、一生ものになります。何事も最初から完成していることなどありません。スポーツもそうですし、メイクも同じです。なので30 分でいいから毎日です。毎日続けているとある日突然、すてきなメイクができるようになるんです。あなた自身のメイク法を開眼!自分の思い描いていたようなメイクにです。

 

完成したメイク法なら、朝メイクをしたら一日中崩れません。例え、フルマラソンを走った後でもお化粧が崩れていないものです。目の下にマスカラが落ちてきたりせず、Tゾーンの化粧がドッと落ちてきたりしないのですよ。

ツヤハリにはスキンケアが重要

スキンケアで2週間でほうれい線が消えたってホント?

一番大事なのが肌のツヤ!ツヤがあるとファンデーションなどののりが違います。美しさも目立つというものです。

このツヤのために重要なのが毎朝のスキンケアです。

まず洗顔をしてタオルで顔を拭いた後、1秒たりとも肌が乾くスキを与えないことです。そのためにミストローションを顔にかけ乾かないようにするんです。これは次の化粧水の浸透を良くするブースターの役割もあります。そして素早く次の化粧水です。浸透力が全然違います。2番目の化粧水は保湿力の高いものにしましょう。少し高価になるかもしれませんが、年とっても瑞々しい肌をキープできると思えば安いものですよ。

化粧水では、トロミの強くないものがオススメです。エスティシャンによってはトロミがある方がいいという人もいますが、トロミあり過ぎは全然ダメです。トロミが肌浸透を邪魔するかもしれないからです。

大事なことは化粧水を手のひらに規定量以上を取って使うことです。ケチってはいけません。そして手のひら全体で顔になじませることです。全体が終了したら、目のキワ、口まわり、鼻の脇、ほーれい線など細部を入念にします。たっぷり使って水分を補給することがツヤ肌への近道なのです。

高価な化粧品を購入して効果が出ない、騙されたという人がいます。でも量はどうだったのでしょうか?効果効能が優れている化粧品でも量をケチっていると効果を発揮してくれないことが多いですから。

実際、こうしたスキンケアを続けていれば、2週間でほうれい線が消えた人もいるとか。もちろんほうれい線にもしっかり化粧水をしみ込ませての話ですが、すごいですね!

化粧水の後は美容液と乳液へ

化粧水の後の美容液がツヤを際立たせます。これも手のひらにたっぷり取ってまんべんなく塗るんです。これでツヤが出ていないと感じる人は美容液から美容オイルに変えた方がいいかもしれません。

また。ムラがあることもありますので、意識して全体に塗るようにしましょう。美容液の塗り方が、メイクの仕上がりを左右するのですから。

そして美容液は少し高価なものを使うのがいいです。その方があなたの意識も違ってきますよね。

スキンケアの最後が乳液です。乳液はUVケア入りのものが良いです。大事なUVケアをこの段階で済ますのが良いということです。最近のUVケア乳液は以前に比べ格段に進化しています。保湿効果があってUVケアもありますから。

もし唇の乾燥が気になっているなら最後にリップクリームを塗りましょう。これもスキンケアの一部と考えるのです。

スキンケアの仕上がりのチェックは手の甲でできます。手の甲をほっぺに付けて、離したとき肌を少し引っ張るくらいであればOKです。ベトベトの場合はテッシュ1枚を貼り付けてはがすくらいで直せます。反対に乾燥していると感じたら、化粧水不足の可能性が高いです。でも後戻り禁止です。化粧水を塗りなおすということは美容液と乳液を無駄にすることです。この場合は乳液をもう一度塗る補強策で対応します。

スキンケアで最重要なことは量と手つきなのです。ケチったら負けなんです。高いのでもったいないと思うなら安いものに変えた方がいいです。それくらい「たっぷり」が大事ということですから。

肌トラブルの原因の多くはメイク落とし

メイク落としは、まずポイントリムーバーから。アイメイクを落とします。目元の皮膚は薄くて敏感です。ゴシゴシこすってしまうと、いろいろな肌トラブルの原因になりかねません。リムーバーをたっぷり含ませたコットンでサッとふき取る。その際、回数は少なくすることです。

ファンデーションなどのメイク落としは、メイクの強度によります。落とす力は、まずオイルが一番強く、次いでクリーム、そしてジェルの順でミルクが一番弱いです。メイクの強度にお応じたクレンジングを使うのがいいです。

繰り返しますが、クレンジングは肌をこすることがありますので、回数はできる限る少なくすることです。回数が少ない分、量を多くすればいいのです。規定量以上を使えばいいということです。つまり質を追い求めるよりたっぷりの量の方が大事ということです。

クレンジングでメイクを落とした後、洗顔で余分な皮脂や角化した角質細胞を落としましょう。つまりクレンジングと洗顔の役割は違うということです。

どうしても肌がゴワつくと気になる人は週に1~2回の頻度で、軽いピーリングをするのがいいです。肌が弱くって心配な人は酵素洗顔をするといいです。また、オーガニックコスメを使うことも効果ありです。

スキンケアは夜も行います。ただ、朝とは違いUVケア入りの乳液ではなく、少し油分のある乳液やクリームがいいです。油分で水分の蒸発を防ぎ、肌をキメ細かくふっくらにするためです。

何度も言いますが、たっぷり使用が大事です。その際、目当ての効果効能が期待できるか見極めが必要です。同じブランドのライン使用の必要はなく、目的に合ったものを選ぶべきです。美容液や美容オイル、セカンド化粧水、UV乳液などは予算の上限くらいの気持ちで選ぶのがいいでしょう。

化粧直しの必要のないベースメイクアップ

化粧下地のポイント

さてスキンケアの次は下地で色を付けていきます。色はピンクで十分です。

下地を塗るのは部分的です。目の下や周り、口もとなどです。くすんでいると思うところだけでいいです。塗り方はスキンケアとは正反対に、指先でちょんちょんとつけて伸ばしていけばいいです。くすみが弱まるだけで若く見えますから。

そして、次にシリコーン系の下地です。こちらも部分的にします。皮脂が多く出るところとか毛穴の多いところです。小鼻とか鼻の横、またTゾーンやあごなど、汗の出やすいところです。これは指でしっかり塗り込んでください。そうすれば汗が出ても化粧が流されにくくなります。つまり接着剤のような働きをしてくれるのです。

ただ頬などにできるたるみ毛穴の場合は、シリコーン系の下地はしない方が良さそうです。たるみ毛穴は前述のたるみケアに有効な成分の入ったもので手当てをするのが良いでしょう。

ファンデーション

ファンデーションの色を選ぶときは、自分の肌の色にちかいもので少し暗めのものがいいです。特にリキッドファンデーションが白かったり明るかったりすると白浮きして、これはもう失敗です。

ファンデーションを塗る場所は、実は目の少し下から斜め上に頬骨のあたりまででいいのです。この部分を美肌ゾーンと呼びます。これで十分で、この辺りが美肌を一番強調してくれるからです。他の部分は塗らないのでナチュラルのままですから、美肌ゾーンに塗ったことで視線を集め、肌のきれいな人に見えるというわけです。

ファンデーションを美肌ゾーンにたっぷり乗せて、後はスポンジでなじませていきます。ポンポンと押していくような感じでなじませる。手は使いません。手を使うと、これまでの化粧がヨレたり崩れたりしますから。

コンシーラーは、通常は使わないでもいいです。誰も気にしませんから。でもどうしても気になるという人は、柔らかいコンシーラーの場合スポンジに、硬いコンシーラーなら綿棒を使ってなじませてください。ここでも手や指は使いません。

少し血色を出したい人はチークを入れます。2種類のチークがベターです。一つはクリームチーク。もう一つがパウダーです。

チークを入れる位置は、小鼻の横など正面からよく見える位置です。なじませ方は、まずクリームチークを手の甲にのせ、次にファンデーションに使ったスポンジに取って、そのままつければ自然になじませられます。左右交互に色味を入れればいいのです。

仕上げはパウダーです。粉をのせて、ヨレたり剝がれないようにします。ここでも2種類のパウダーを使い分けします。一つはルーセントパウダー、もうひとつはミネラルパウダーです。

ルーセントパウダーはルースパウダーと違い無色で、皮脂が出たとき吸収してくれます。なので皮脂の出やすい部分だけに使えばいいのです。シリコン系の下地を塗ったところと同じです。ここに付属のパフで少量取って塗り込んでいきます。もっとも乾燥肌の人には必要ないことですが。

そしてミネラルパウダーです。これは筆を使って薄くすることです。このパウダーは保湿力をあたえ、ツヤを出すことができます。使う部分はルーセントパウダーをのせたところ以外です。筆にパウダーが十分につけます。この際つけ過ぎにならないように。手の甲で着け過ぎの部分をとったりして、パウダーが筆の毛全体にいきわたるようにします。そして筆で優しく磨くようにすべらしていけばOKです。ツヤ感がどんどん出てきますから。

ベースメイクでは必要な個所に必要なだけ塗るということです。これが肌にとって大事なことです。

まつ毛、眉、チークと唇

ビューラーのテクニックで目を大きく見せる

目のコスメには、まつ毛エクステ、つけまつ毛、アイプチ、マスカラなどいろいろあります。でも、自分のまつ毛で目を大きく見せることはできます。そのために簡単なアイテムだけで十分です。少しテクニックは必要ですが。

まず、アイシャドウはブラウンとオフホワイトのみを使います。最初にオフホワイトを手の甲で薄くして伸ばします。これは次に塗るブラウンを浮きあげさせないためです。なので軽くでいいです。ブラウンは指で、まぶたからアイホールに向かって塗ります。このブラウンは、目を開けたときにほんのり見えるだけでいいんです。

この際、気をつけることは、顔全体が見える鏡を使って、少し塗っては目を開いてみることです。これを左右交互にすることで左右同じ高さになるようにしましょう。目を開けたときブラウンがぼんやり見えればいいのです。これがホリに見えれば成功です。次に下まぶたですが、これは付属のチップを使います。まず手の甲に塗ってみて濃すぎないかとか量が多すぎないかとか確認します。そしてまつ毛の下ギリギリのところから細く細く入れれば成功です。

さらに涙袋にオフホワイトをチップで一筆入れると違ってきます。目がウルッとして女性らしさアップです。

アイシャドウの次は、ビューラーでまつ毛をあげることです。多くの女性はまつ毛を十分に上げていません。なので、ビューラーの使い方を少し変えてみましょう。例えば、まつ毛を挟むのは1度だけでなく、細かく2度挟むことでより根元の深い部分を挟みます。そして根元から手首を剃り返しながら、数回に分けて上に向かって挟みます。まつ毛を反り返らせるような感覚です。ひじが上がって、手首が十分に返っていれば痛みは全然ありません。これは少し練習を要することかもしれません。

そしてカールキープ剤です。カールキープ剤は塗ると乾くまで少し時間があります。なのでその間、アイラインをします。ペンシルアイライナーを使って、引くのではなく毛と毛の間を埋めるようにつついて描きます。こうすると、目は大きくはっきりと見えるようになります。

アイラインで使うペンシルは芯が柔らかく早く乾きウォータープルーフのものにしましょう。色は黒かブラウンです。アイラインをした後、綿棒で少しぼかした感じにすれば完璧です。

今は太眉ブームと言います。つまり、手を入れない、そのままの眉が良いということです。眉毛自体に長さがあり、周りに産毛があるくらいがいいということです。今どきの眉は、抜かない、切らない、剃らない、です。なので、眉はもはや主役ではありません。でも眉は人に印象を強く与えますから、そのための手当ては必要です。

眉に手を加えるのはメイクの後です。眉メイクは自然に見えるゆにする簡単なメイクです。基本、眉毛を切ったりしません。切ってしまうと硬く強い印象を与え、女性らしさが損なうおそれがあるからです。

眉はパウダーで描きます。色は髪の毛の色よりちょっと明るいくらいにします。手の甲で色をつくってみましょう。

塗る前に、眉毛の下側をスクリューブラシでサッとなでるのが秘伝なんだそうです。これで色むらやダマが結構、防げるんだそうです。

さてアイブローブラシで塗るわけですが、まずは眉山から眉尻へ。そして次にスクリューブラシでその上をなでます。これはパウダーをよりなじませるためです。この作業を左右交互に数回します。これが終わったら、眉山から眉頭になぞるわけですが、眉毛の下側から始めるのがポイント。毛を押し分けるような感じになりますが、このラインが出ると顔立ちがしまって見えます。数回塗って終わったら、スクリューブラシで眉頭から眉尻まで数回なぞってすこしぼかします。そして最後はスクリューブラシで眉頭を少し経たせておしまいです。

眉毛が生えていない個所があって隙間があるときにはペンシルを使って隙間に描き足します。また髪を染めている時には、眉毛マスカラで最後に塗りましょう。肌には塗らず眉毛だけに塗って、眉毛のふわっとした状態は維持します。言い出来上がりを長く維持したい場合にはアイブロコートを使います。

 

チークと唇

チークは顔色を健康的に見せ、表情を明るくします。若さを感じさせるハリ感もでる大事なアイテムです。

チークは、笑ったときに、目の下で小鼻の上あたりで膨らむところに入れると間違いありません。色はアプリコットとサーモンピンクが日本人の肌にあいます。派手過ぎず浮きもしせず顔色になじみます。これを大きめのチークブラシで軽く2~3回円を描くだけです。鏡は顔全体が映るもので、左右対称になるようにします。

血色はチークでつくり、次いでリップですが、事前な色づかいにすることです。ここでもアプリコットかサーモンピンクがいいですが、グロスルージュもおススメです。

塗り方は、指に付けて唇にトントンとつけていくのがいいです。塗りずぎず、濃くなり過ぎずでちょうどよくなります。最後は指で唇を一周なぞって終わりです。これで輪郭がぼかされて、リップが自然と溶け込みます。

 

 

ヘアスタイルやネイルについては、ここでは割愛します。

 

ゆるぎない美しさの基本をお伝えしました

著者の永井かおりさんはプロのヘアメイクアップアーティストです。その点、変にポジショントークがないのがいいと思います。

これまでの話は決して変身メイクを説いているのではありません。あなた自身を活かし、よりいい感じにすることを目指しています。そのため具体的な方法の記述もできる限り正確に伝えればいいと思っていました。でも、あなたはもう少しはっきりと知りたいと思うかもしれません。そんな時はためらわず本をご購入下さい。化粧法についてより具体的に書いていますし、何種類ものコスメアイテムの紹介もあります。

誰にでも似合うメイクです。これって、あなた自身の顔のパーツを最高にきれいに見えようにすることで実現できると思いませんか?またファッションにもとらわれず、年下や年上からも、同性や異性からもステキと思われものだと思いませんか?つまり誰からも好印象を得られるメイクということです。ぜひ参考にしていただければと思います。

 

参考書籍:

「美肌成分事典」かずのすけ&白野実著 株式会社主婦の友インフォㇲ

「必要なのはコスメではなくテクニック」永井かおり著 ダイヤモンド社

「効果が変わる「化粧品」の使い方」小西さやか&桜井直樹著 青春出版社

 

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