この本、面白い!
「ダイエットの成否は考え方が80%」
なるほどなるほどよく言ってくれた。
これは堂主の主張と一致するところがある。
もちろん断っておくが著者とは一切面識はない。
だがダイエットに関して意見が一致することが多い。
だから紹介する!
この記事読んだら本を買わなくって済んだなんて言わないでくれよ!
タイトルがスゴイ
スゴいタイトルの本です。著者曰く、「この本の読者はプロフェショナルのデブに違いない」とのこと。デブのプロフェッショナルとは何度も何度もダイエットに挑んでは失敗し、元のデブに戻る人です。こんな人もいるんですね。こんな人がこの本のメインターゲットです。こんな人も救ってやるというから頼もしい !
そこのあなた。プロのデブでないから私には関係ないと思ってますよね。でもダイエットに関心があるなら離脱はちょっと待って読み続けてください。プロデブでない人にも、とっても役に立つことが書かれてますから。参考になります。
著者の咆哮
著者は、毎年のごとく新しく出てくる“新”ダイエット法をあざ笑います。本物は、著者がしてきた泥くさい「ダイエットのリアル」だけだと言い放ちます。また、著者は、ダイエットに失敗した人はダイエットの真実に目を背ける人だと。そんな人には汗と涙のいばらの道が必要なんだと。(*・ω・)ウンウン♪
いい加減にファンタジ―から目覚め、現実に直面しろよ。最新のことなんか必要ない。そもそもデブのお前、お前は古典的なデブなんだからな!新しいものをすべて実験した百戦錬磨のデブになってどうする。
しかし、著者の言う方法で、脂肪を葬りお線香をたき、SNSに普通に撮った写真をアップするとスリムビューティ―と称賛されるなど、ハッピーを経験ができるならどうだ! 脂肪の中から、「真の幸せ」を掘り起こそうぜ、と著者は吠えます。
ダイエットの成否は考え方が80%!
思考を動かす
デブのプロフェッショナルはダイエットにあきらめをもってワンパターンな否定的な考え方をするんだよ。
喝っ!「お前なめとるんか」、と。デブのチャンピョンリーグを勝ち抜いてきた猛者も瞬殺してきたんだ、著者は!すべてお見通しなんだよ。
デブのあなた。何故あなたはデブを言い訳するのですか?言い訳するのは、思考が止まっているということだ。つまり前進することを拒否していることなんだ。例えればこんなもんだ。進軍ラッパなのにジッとしていれば、上官に叱られるのに、それでもじっとしている。あんた、それ壊れているよ。
なので「ラクしたい」とか「難しいことは考えたくない」というのは先ず捨てよ、だよ。毎回毎回「明日から頑張るから」といって引き延ばし、結局、鏡に映る自分をあきらめをもって眺めるのかよ。
そういうお前のスィーツなところを逆手にとって利用する敵も多いんだ。そして、お前がまんまとのれば、「バーカ」とほくそ笑まれるのさ。悔しくないのか?
泣きたくないなら情報を取捨選択し、整理するんだ。それが最初のステップだ。まずは思考を動かすことから始めろ !
明確なモチベーションを持て
デブで幸せな人いる?いるかもしれないね。デブの中で、0.01%とか?0.01%の人は幸せだよ。オメデトウ。でも99.99%の人は幸せじゃないはず。
あんた、また言い訳しようとしているな。「デブはデブ。北川景子は北川景子。遺伝子には逆らえない。来世では頑張る」、とか。
「痩せたいvs食べたい」のマッチでは、ほぼ食べたいが勝つのだ。理由は痩せたいの方に目的が明確でないため。
食欲って強力なんだぜ。痩せたい目的が明確でなければ、食欲のガブリ寄りで、目的を土俵の外に出してしまう。だから食欲に勝つ明確な目的、例えば、ビンテージのスリムジーンズをはくとか、ルブダンのハイヒールをはくとか、海を楽しむため沖縄旅行を計画するんだよ。目的をつくったら、先に買ったり予約してしまうのは間違いじゃない。食欲に攻められたら、高かったビンテージ物やハイヒールを見ればおさまるし、沖縄旅行まで日にちが減っていけば真剣に交戦するってもんだ。
それで「痩せたいvs食べたい」のマッチで、痩せたいが勝つようになるんだ。
つまり、明確なモチベーションとか目的をもつのが第二のステップ !
デブ脳を制御せよ
大事な事実があるんだ。実は大食を続けている時の胃と少食を続けている時の胃の容量は変わらないというんだ。でも食べる量が同じでも大食時には「食べたりない」「口さみし」と思うし、少食時だと「腹いっぱい」と思う。これみんな脳のせいって言うんだ。
なので、まず「食べたりない」という脳を抑えないといけない。食べないと死んじゃうじゃないかというプロデブの人は本当の空腹を知らないね。本当は空腹じゃないのに食べているんだよ。どこが安全圏の一番端か実験してみるものいいかもだよ。
本当の空腹は、著者の実験では、何でもうまくなるんだそうな。「う、うまい」と感動するんだそうだ。著者は、減量でご飯とサラダチキンだけで過ごした時があったんだけど、その期間中、腹が減って減って仕方がなかった時、好きでもない、イヤ嫌いなサラダチキンが「う、うまい」と身をもって体験したんだそうな。これって貴重な体験だよ。
何を食べてもうまいと感じるようになる空腹感こそが限界線ということ。これを知っていれば、「あ~あ、腹減ったから何か食べよ」とか「なんだこのサラダチキン不味い」というのはまだまだ減量に余裕があるといえる。だからこの時点の空腹感はデブ脳がみせる幻ということだ。
食事制限で必ず襲ってくる「空腹感」はほとんどの場合、デブ脳が見せる幻。だいたい鏡に映るデブな姿をみれば、脂肪の蓄えは十分あること分かるだろう。
つまり「あ~あ、腹減った」とか「口さみし」っていうのはデブ脳だから、「またデブ脳が何か言っている」程度に見れるようになりなさい。このデブ脳を抑えるようにせよってことが第三のステップだよ !
多くのダイエットサプリはスルメイカ100枚分より劣る?
少々毒舌だね。でも言いたいことは、殆どのデブは思考が停止していることが原因ってことだよ。
なので毎年毎年出てくる新製品に手を出してしまう。その際、重要なことは「ラクそう」で「辛くなさそう」で、そして「目新しい」こと。人ってラクな方を選ぶからねえ。このためには商品説明もろくに読まないし、整理もしない。
しかし、「スッキリさせる」「引き締まる」「ダイエットをサポートする」とい表現が多いときには、しっかり文意を読まないといけない。「痩せる」とは書いていないんだよね。販売者はこう思っているかも。「そもそも我々はダイエットをサポートしましたが、「痩せる」とは一言も言っていない」、と。
再三にわたった注意喚起にもかかわらず、飛びつく女性は多い。そんな人はどうすれいいのか?
答えは簡単。購入して試してみることだ。大事なことは、もし効果が出ない場合でも、サプリのせいにして安心してはいけないということ。これを「高い代償」にしてこそ価値が生まれるというものだ。この代償の経験がどんなご高説よりも為になることがあるんだから。
この経験を経て、「菜々緒顔負けの強靭なメンタルを持った最強のデブになるだろう」(本からの引用)とのこと。つまりサプリ広告を見たら、最悪勉強代になるだろうと思って買うこと !
「糖質制限ダイエットvsカロリー制限ダイエット」は永遠に続く戦い?
どちらも正しいかもしれない。でもある側面だけを取り上げた議論で、不毛なのだ。「どっちが正しいのかわからない」などと迷える子豚になってはいけない、と著者は警鐘する。
ダイエットなどボディメイクの最先端にいる人、つまりボディビルダーとかトレーナーはそんなことは議論しない。彼らは自らの考えと経験をもとにボディメイクに励むのだ。ダイエットというのは人それぞれにあったやり方があるのだから。
つまりダイエットというものは、ムリなく続けられ自分の体に合ったものがあれば、それが正解ということ!
もし一つのダイエット法に失敗しても、「もう何も信じられない」などとほざいてはいけない。あんたの思考が問題だったのか、たまたま体に合っていなかったってことだから。
大事なのは体験なんだ。その体験を糧にして試行錯誤して自分の方法を築きあげるのだ !
むくみが取れることと痩せることを混同するな
毎日体重計に乗るのは良いとして、それで一喜一憂するのは愚か。体の大半は水分だから、水の補給や排尿だけでも体重に影響が出る。だから体重は1日とか1時間で見るのではなく傾向とか平均で見るべきなのだ。
むしろ大事なのは、「体重が1キロ減ったから、ご褒美にショートケーキ食べよう」などと考えないこと。つまり行動がデブのままならいつまでたってもホントの成果は得られない。
どうしても測らないと心配なら、自分の腹をつまんでみて皮下脂肪の厚さを感じて見たり、あるいは皮下脂肪測定器を購入して計るのが良い。皮下脂肪を意識し始めてから、本当のダイエットが始まるのだから !
ダイエットに後ろ向きの気持ちや思考は禁物
「どうせうまくいかないんだろうなぁ」とか「どうせ痩せても顔は変わらないし」などと後ろ向きになってはいけない。
自信がない人に自信を持てとは言わない。でも、「自身の正体」についてはしっかり理解して欲しい。
本当の自信というのは、「自分の理想のためにどれだけ努力や行動をしたか、その量なのだ」。
なので何もしていない人とか、これから始めようとする人に自信がないのは当然。最初にあるものは虚勢なんだ。だから人から何か言われて心がぐらつく。それは、無意識のうちに妥協しようとしていることなんだ。
行動してこそ自信は生まれる。はじめは虚勢でも行動を起こすこと。そして続けていけば、それが自信に変わる。自分の行動に評価をしていれば、他人の勝手な言い草など気にすることはなくなる。何故ならそれが間違っていることは自分が良く知っているから。
本当に行動するというのは、未来や過去に捕われない、「今この瞬間だけに集中する」ことなのだ。この積み重ねこそが真の自信を生み出すことを心せよ !
残り20%もついでに話しておく
著者の必殺ダイエット法は何の斬新さも魔法もないそうだ。あるのは「血と汗と涙だけ」とか。
著者のダイエット法をまとめると、
2.たんぱく質は豊富に食べること
3.筋トレもしくは有酸素運動をすること
4.自分の頭で考え、アレンジすること
以上のようにまとめられるという。確かに斬新さはない。魔法もない。あえていえば4番目かな。これまで思考が8割だと言ってきた通り。これが無限の広がりの可能性を残している。
自分で考えてアレンジできてこそ、プロフェショナルなデブたちの出口になるのだ。だいたいダイエットって永遠に続く議論だと、前に言ったよね。だから新しくっても話半分で十分。そんな中、アレンジしたメソッドはあなたにとってホントに新しいものに化けることもあるから。
正しく食べよ
まず、「全体の食事量を減らし、たんぱく質を多めに摂ること」である。
プロフェショナルなデブたちはこんな事さえできないんだ。ポテトチップをバリバリ食ったり、プロテイン飲むとともに白いご飯もたらふく食べたりしていて、よく「痩せません」なんて言えるよな、だよ。
食事というのは、おやつや間食も含めるんだ。朝昼晩の三食の量を減らしても、おやつ間食で糖質タラフク補給したら、そりゃ太るさ。そんな奴は万死に値すると著者はいう。そういや中国ドラマを見ていると、ヘマをした臣下は「私は万死に値します」ってよく言うよね。その場合、死なないから。プロフェショナルなデビさんたち、ご安心を。
でもホラーだよ、これは。たんぱく質減らして糖質増やすと、例え体重減っても「太りやすい体」になってしまうんだ。デブ怪物が出てくるのは忘れたころ。本人は気づいたら「ギャー」というだろ。
だからもう一度いう、「全体の食事量を減らし、たんぱく質を多めに摂ること」!
糖質制限か脂質制限だけでも痩せる
痩せるだけなら糖質制限か脂質制限のどちらか、あるいは両方をすれば確実に痩せる。つまり、食べるご飯の量とか油の量を減らすってこと。簡単だろ。
その仕組みは、あまりにも基本的過ぎるのでここでは話さないが、どうしても詳しく知りたいなら先に書いた堂主の記事を、この記事読み終わったら読んで欲しい。
ただ注意点ははっきり言っておく。デブと普通の人の常識は違うので注意することだ。デブの腹八分目は、普通の人の満腹を超えているってこと。デブは自分の胃の調子に合わせるんではなく、もっと客観的な方法で制限しろってこと。
痩せたいなら、糖質の代表である白いご飯の目安は、1日たったの100g(男性の場合は120g)でいいんだ。これってお茶碗2杯分くらいだよ。もう一度言う1日でだよ。太っちゃいけない人、例えばアスリートなどは1日40g程度しか食べないから。アスリートは厳格な食事管理してるから、普通の人にはムリだろうけど。
糖質を制限すれば、おかずなどは普通に食べてよし。
もう一つヒントをあげよう。食事制限は継続してやらないとダメだけど、365日毎日やれってもんでもない。1週間とか2週間に一日、「チートデイ」とか定めて、普通に食事をしても効果は出るという報告がある。だから気分は結構楽になるだろう。
また、覚悟のあるデブなら、筋トレくらいはすることあるだろ。筋トレを、汗がドバーッて出た後なら糖質気にしないでも摂っていい。激しい筋トレの後だと糖質の分解の仕方が少し変わって脂肪が出来ずらくなるからなんだ。よく見るだろ。自分の体を筋トレで痛めつけるのに喜びを感じるデブが。こういうデブは痩せるパスポートを貰ったようなもんだぜ。
食事のメニューを管理できるなら、脂質、つまり油の摂取量もコントロールできるだろう。脂質はエネルギーのもと、つまりカロリーのもとだから、減らせばカロリー制限になるのだ。脂質減らして筋トレなどすれば、炭水化物は普通でも痩せてしまう。これが人間の体なんだよ。前段で著者が、ご飯とサラダチキンで減量しようとしたと話したが、サラダチキンは脂質が非常に少ないから、いい例だ。
まとめると、糖質制限も脂質制限もどちらでも効く。自分の体に合ったものを選択せよ、だよ !
◇参考(後で読むこと): 堂主が為になるダイエットを総括!
カロリー計算を習得せよ
だいたいプロフェッショナルなデブはカロリー計算なんて面倒くさいと思っているからしないんだ。だから太る!カロリー計算ができるようになれば痩せるための道しるべを得たようなもんだぜ。
実際、カロリー計算は難しくない。インターネット発達のお陰で食品メーカーや健康関連団体がカロリー計算関係のサイトを多く出しているからそれを利用すればいいだけなんだ。
人間てのは、計算した具体的数値を見ていると、体に大きく影響してくるもんなんだ。つまり、カロリー摂り過ぎだと分かると自然に減らそうとするってこと。なので、これをグラフにでもすようものなら、あなたは確実に痩せるさ。
だから言う、下に紹介するようなサイトから自分のカロリーについて知っておくようにするのだ。さもないとデブのまま一生を終えるかもしれない。つまり戦う前からお前は負けている。そんなのイヤだろ。だから、カロリー計算なんか簡単だからすぐ習得せよ !
下にリンクを張っておくが、先に紹介した堂主の記事と別にある食材の話も是非読んで欲しい。こんなにためになる記事はそうそうないよ。それにつけても堂主は的確な目の付け方をしている^‗^;
◇参考 : 堂主の記事 ダイエット関連の食材の話
◇食事内容を表した料理の画像をクリックするだけで簡単計算。
fa-arrow-circle-right明治の「食の栄養バランスチェック」
◇同種のサイト。キレイにカロリーを計算してくれる。
fa-arrow-circle-rightあすけんのカロリー計算
プロテイン、ああプロテイン、プロテイン
これは俳句か?しかし、訴えかけるものがある素晴らしい句だ。
ちなみにプロテインというのはたんぱく質という意味だけど、多くの場合、たんぱく質の最小単位であるアミノ酸も含めていることが多い。 著者の鼻息も激しくなる。プロテインなしでダイエットに挑むのは武器無しでラスボスに挑むのと同じというのだ。ネギ鴨、いや脂肪をまとった女だと言い放つ。イヤ~、スゴイ。 いまだにボディメイクに無知な女性を叱責する。無知な女性は3億人くらいいるんじゃないかということだ。プロテインはマッチョな体をつくるボディービルダーやアスリートにだけ必要な物じゃないんだ。そうではなく、ダイエットで「スリムで太りにくい体」をつくりたいなら全女性にプロテインは必須。男も同ようだよ、もちろん。 ここで注意事項を一つ。「プロテインを摂る=痩せる」ではないということ。そら~、と喜ぶ女性がなんと多いことか。でも、言いましたよね、「スリムで太りにくい体」って。 これってどういうことかっていうと、糖質など分解してつくったエネルギーは消費しないといけない。その際、たんぱく質で出来た筋肉などのエネルギー消費は半端ないんだ。筋肉などでエネルギーを消費しないとすぐエネルギー余剰になってしまうからね。そしたら脂肪をつくっちまうんだ。細かな仕組みは堂主の記事を見たらマルわかりだよ。 だから食事制限などで筋肉の縮小をしちゃいけない。学者先生が、食事制限しすぎると「太りやすい体」になると大声で警鐘するのはこういうことなんだ。だから筋肉は維持するとか、できれば増やすくらいの意気込みでないと。 だいたいプロフェッショナルなデブは筋肉なんてほとんどないだろ。脂肪を燃やして筋肉をつけても、体形は痩せてスリムになること請け合いだ。 話をたんぱく質に戻すが、人の体に必要なたんぱく質摂取量は体重に1.2とか1.5とか掛けてグラムになおすと出てくる。この計算で、例えば100gになったとしよう。普通、一日にたんぱく質を100g摂るなんてほとんどの日本人ではムリ。普通の食事ではたんぱく質は40gとか50gがせいぜい。意識高い人は足りない分をプロテインで補充する。偏食好きな人は放っておいて、デブるんだ、と。 普通のプロテインは、よく見ると思うが、プロテインの粉を水に混ぜて飲むんだ。ジムなんかでは、シェイカーを振っている人見かけるけど、これはプロテインを混ぜているところだからね。そしてシェイカー1杯分で20g程度のたんぱく質を摂れるんだ。貧乏で肉なんか食べれない人でも、プロテインを5杯程度飲めば1日に必要たんぱく質量になっちまうから不思議。水
ダイエットにおいて水は最重要のひとつ。
1日1.5ℓから2ℓは飲むのがいい。昔は水は飲まない方が良いとか言っていたが、今は反対に飲まないといけないとなっている。人の体って6割がたが水分で出来ているし、排尿、排泄に重要な役割果たしているんだ。体の中の循環をスムーズにするには水は欠かせないということ。だから、水 !
最終奥儀
これまで読んでいて、摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスが重要なことは薄々感づいていたと思う。これまでは摂取エネルギーのコントロールを中心に話してきた。このだけでも十分ダイエットはできる。が、これからは消費エネルギーのコントロールについて話したい。なあに、運動のことさ。
1 ダイエットでは運動「しなければならない」と考えるなら、やめとけ。運動なしでも十分だから。だから運動「したい」という人に話すことにする。したいと思うのは目的がはっきりしているからだ。前にも言ったが明確な目的がないとダイエットは成功しない。例えば、「北川景子のようになりたい」とか。
そして覚悟を決めるのだ。お腹だけとか、太ももだけとか、そんな都合のいい痩せ方はないから、痩せるなら全身痩せる覚悟をすることだ。都合のいい部分痩せなどの幻想は捨てることだ。
例えば、男も女も腹筋を出したいという願望は多い。しかし、なかなか成果を得られないことも多い。理由は、腹の脂肪をとらないまま腹筋だけ出そうとするからだ。実は腹筋は鍛えれば鍛えられる。でも腹筋が割れたり女性ならば縦の線が出たりしないんだ。それは脂肪で隠れているためだよ。部分ダイエットなど幻想と言ったよね。だから、まず全身を痩せさせることが最初だよ。そうすれば腹筋はすぐ出てくる。もう一回言いうと、脂肪を腹に貯めたままだと努力しても腹筋は見えないということだ。
2 もう一つ、長年議論されていることに有酸素運動と無酸素運動、どちらが良いか?というのがある。エネルギー消費という観点では有酸素運動の方が絶対良い。ただ、ここにもあげ足取りな議論があることも事実。有酸素運動なら20分以上しないと効果ないというのは間違いだと著者はいう。著者の頭の中にはランニングや急な傾斜の坂道を競歩したりするのを想定しているが、これなら10分、20分だけでもエネルギー消費が進むかもしれない。だが、こんなこと多くの人がするか?だから堂主は散歩などの場合は軽く汗ばむ程度に時間をかけるべきだと言いたい。一方、無酸素運動の場合は驚いたことにエネルギー消費はそれほど多くはない。むしろ、プロテイン補給と合わせて筋肉形成の一ステップとしての位置づけだ。だからダイエットの効果を早く得たいとか、キレイなスタイルになりたいとかある場合には有酸素運動と無酸素運動の併用するのが良いということになるのだ。
3 週3日以上トレーニングに使える人におススメなことを話そう。それは日にち毎に鍛える部位を決めてやることだ。例えば、月曜は胸と肩、火曜は休んで水曜は背中と上腕二頭筋、木曜は休んで金曜は下半身、といった具合だ。このように特定部位だけを集中的にやると非常に効率が良いのだ。当然本格的な細かなメニューの紹介もあるが、ここでは省略。痩せるためにはジム通いも辞さないので是非見たいという人は、本のタイトルと同名のブログがあるから是非ググってほしい。ググれば救われん! 4 最後にもう一つ、ものすごい効果を発揮するものの話をしておく。それはBCAAという3種のアミノ酸だ。パウダーを選んで、プロテイン同様、水などで混ぜて飲めばいい。プロテインと違い、美味しいから安心してくれ。BCAAはトレーニング前とか起床時に飲むのが良い。そうするとBCAAがエネルギー源として利用されパワーアップされるからだ。その結果、脂肪も燃焼されるということなんだ。BCAAとは他に、コ―ヒーも集中力やスタミナアップ効果が期待できるのでおススメだ。BCAAとコ―ヒーの二つを飲むのが超おススメだということだ。
以上、「痩せない豚は幻想を捨てろ」をまとめてみた。筆者の表現はなるべく活かすようにした。なかなか面白い表現が多いからね。著者の意見は、頻繁にジム通いができる人でビルダーやアスリート寄りの感じがする。正確にまとめたつもりだが、堂主もまた一家言があるので気づかれないように忍ばせた。でも心配ご無用。著者の考えと対立するものはないので安心して読んで理解して吸収して欲しい。